「愛知で年間休日120日以上の会社に転職したい」と考えて検索したあなたは、おそらく求人サイトの条件欄に「120日以上」と入れて絞り込み、出てきた求人票をいくつも見比べているところではないでしょうか。年間休日120日という数字は、「休みが多い会社」の目安としてよく使われます。ただ、同じ120日でも中身は会社によって違い、業種によって「120日以上」の出やすさにも差があります。
年間休日は「何日か」だけでなく、「どの日が休みなのか」「どの業種なのか」まで見ないと、実際の働き方が想像しにくい数字です。土日祝が休みだと思っていたら工場のカレンダーで動く会社だった、ということもあり得ます。数字だけで判断すると、入社してから「思っていた休み方と違った」となりかねません。
この記事では、国と愛知県の公的統計をもとに、年間休日120日の内訳、業種ごとの傾向、求人票での確認方法、休日数と年収の考え方を整理しました。後半では、公式の採用ページに「年間休日120日以上」と記載のある愛知県の企業7社も、本社所在地や出典つきで紹介しています。
「120日とは実際どんな休み方か」「自分の業種では出やすいのか」「応募前に何を確かめるか」の順に見ていくと、求人票の数字を自分の言葉で判断しやすくなります。統計の出典と調査年は本文中に明記しています。気になる項目から読んでも構いません。
年間休日120日の内訳
まず、年間休日120日とはどんな休み方なのかを、カレンダーから確認しておきます。
土日祝を完全に休むとどうなるか
2026年は、祝日・休日が18日あります(内閣府「国民の祝日について」)。土曜日が52日、日曜日が52日で合計104日。これに平日にあたる祝日17日を足すと、土日祝を完全に休む場合は121日になります(この合計は執筆者の計算です)。
ここに、会社が独自に設定する年末年始休暇や夏季休暇が加わることもあれば、祝日を出勤日にして別の日を休みにする会社もあります。そのため、カレンダー通りの会社でも、年間休日は年ごとに数日ずれます。
120日の水準をイメージする
120日を大まかに分解すると、次のように考えられます。
完全週休2日制の土日:約104日
毎週2日、年52週ぶんの休みです。これが土台になります。
祝日の大半:約16日
年間の祝日のほとんどを休みにすると、この水準になります。祝日を出勤日にする会社では、この部分が少なくなります。
夏季・年末年始などの会社休日
会社が独自に決める休日です。祝日や土日と重なる年もあり、「何日分上乗せされるか」は会社ごとに違います。
つまり、120日は「完全週休2日制(104日)+祝日の大半(約16日)」にあたる水準です。土日祝が基本の休みで、そこに会社の休日がどの程度加わるかで、120日台前半から130日近くまで幅が出てきます。
法律上の休日と「105日」という数字
労働基準法第35条は、使用者に対し、毎週少なくとも1回、または4週間を通じて4日以上の休日(法定休日)を与えることを求めています。一方、法定労働時間は1週40時間・1日8時間です。
求人の話題で「年間休日105日が最低ライン」と言われることがあります。これは法律に書かれた基準ではなく、週40時間・1日8時間で働く場合の休日数を逆算した目安です(執筆者の試算)。1日の所定労働時間が短い会社では、これを下回る年間休日でも週40時間に収まることがあります。
したがって、120日は法律で義務づけられた水準ではなく、会社が上乗せして設けている休日の多さを示す数字だと捉えるのが自然です。
愛知の業種別の平均年間休日
120日がどんな休み方かわかったところで、次は「自分が志望する業種で、120日以上は現実的なのか」を確かめましょう。ここでは愛知県の調査を軸に、全国調査も別に紹介します。
愛知県の調査から見る業種別の平均
愛知県「労働条件・労働福祉実態調査」(2025年調査、2026年2月4日公表)は、県内に本社がある常用労働者10人以上の民営企業から無作為抽出した1,500社に調査し、818社が有効回答でした(2025年7月31日時点、数値は1企業あたりの平均)。
県全体の年間休日の平均は113.2日(前年は112.9日)で、120日以上の企業は42.3%(120〜129日が39.0%、130日以上が3.3%)でした。産業別の結果は次のとおりです。
| 産業 | 平均年間休日 | 120日以上の企業割合 |
|---|---|---|
| 情報通信業 | 122.3日 | 91.7% |
| 不動産業・物品賃貸業 | 119.4日 | 71.4% |
| 金融業・保険業 | 117.7日 | 90.0% |
| 製造業 | 117.2日 | 45.9% |
| 電気・ガス・熱供給・水道業 | 117.2日 | 55.6% |
| 卸売業・小売業 | 113.1日 | 43.4% |
| 建設業 | 111.2日 | 25.5% |
| 医療・福祉 | 111.1日 | 47.3% |
| 宿泊業・飲食サービス業 | 107.8日 | 23.7% |
| 運輸業・郵便業 | 105.2日 | 24.5% |
| 生活関連サービス業・娯楽業 | 99.8日 | 6.3% |
出典:愛知県「労働条件・労働福祉実態調査」2025年(愛知県公式サイト)。県内に本社がある常用労働者10人以上の民営企業、1企業平均。「120日以上の企業割合」は、原表の「120〜129日」と「130日以上」を執筆者が合算した値です。産業別は回答企業数が少ない区分(電気・ガス・熱供給・水道業10社、金融業・保険業10社、情報通信業12社、不動産業・物品賃貸業7社)があり、割合は数社の違いで大きく動きます。
規模別では、300〜999人の企業が122.2日で最も多く、30〜49人の企業が110.2日で最も少ない結果でした。同じ業種でも、会社の規模によって年間休日の水準が変わることがわかります。
全国調査の平均と120日以上の割合
別のものさしとして、厚生労働省「令和7年就労条件総合調査」(2025年12月19日公表)も見ておきます。常用労働者30人以上の民営企業が対象で、令和6年1年間の実績(令和7年1月1日現在)です。
| 区分 | 平均年間休日 | 120日以上の企業割合 |
|---|---|---|
| 全体(1企業平均) | 112.4日 | 39.3% |
| 1,000人以上 | 117.7日 | 57.8% |
| 300〜999人 | 116.2日 | 51.1% |
| 100〜299人 | 114.5日 | 45.9% |
| 30〜99人 | 111.2日 | 35.4% |
出典:厚生労働省「令和7年就労条件総合調査」(概況PDF)。120日以上の割合は、階級別割合を執筆者が合算したものです。
同じ調査で、労働者1人あたりの平均は116.6日でした。1企業平均(112.4日)と1人平均(116.6日)はいずれも1985年以降で最多とされています。休日が多い大きな会社には労働者が多く集まっているため、1人あたりで見ると数字が上がります。
全国と愛知県の数字は直接比べない
ここで注意したいのは、全国調査と愛知県調査は「ものさし」が違う点です。全国調査は常用労働者30人以上の民営企業が対象、愛知県調査は10人以上で、しかも県内に本社がある企業が対象です。調査の対象も時期も異なるため、「愛知の方が休みが多い」「全国より少ない」といった優劣の比較には向きません。
この記事では、愛知県の産業別の傾向は県調査を、全国の規模別の傾向は全国調査をそれぞれ別々に読み、「大きな会社ほど休日が多い傾向がある」という共通点だけを参考にします。
愛知で年間休日120日以上が多い業種・少ない業種
平均値だけでは「結局どの業種を探せばいいのか」が見えにくいので、ここでは先ほどの表から、120日以上の企業の割合に注目して並べ替えます。愛知県の調査(2025年)をもとにしています。
120日以上が多い業種
情報通信業(91.7%)
平均122.3日で、産業別では最も高い水準です。繁忙期があるかどうかは、会社ごとに確認したい点です。
金融業・保険業(90.0%)
平均117.7日と平均値はやや控えめですが、120日以上の企業は9割に上ります。
不動産業・物品賃貸業(71.4%)
平均119.4日です。休日の曜日は会社や職種によって異なるため、求人票での確認が必要です。
電気・ガス・熱供給・水道業(55.6%)
平均117.2日で、半数を超える企業が120日以上です。勤務形態は職種ごとに異なるため、求人票で確認したい点です。
120日以上が少ない業種
生活関連サービス業・娯楽業(6.3%)
平均99.8日で、産業別では最も低い水準です。
宿泊業・飲食サービス業(23.7%)
平均107.8日です。休日の曜日は会社ごとに異なります。
運輸業・郵便業(24.5%)
平均105.2日です。勤務シフトや休日の取り方は会社ごとに異なるため、確認が必要です。
建設業(25.5%)
平均111.2日です。週休2日の取り入れ方は会社によって異なるため、求人票での確認が欠かせません。
製造業は「平均」と「割合」を分けて見る
愛知で仕事を探す方にとって、いちばん気になるのは製造業ではないでしょうか。愛知県は製造業の集積地ですが、製造業の平均は117.2日、120日以上の企業は45.9%です。平均は全体(113.2日)を上回る一方、120日以上の割合は全体(42.3%)と大きくは変わりません。
製造業では、工場の稼働カレンダーで休日が決まる会社もあります。工場は会社が定めた年間カレンダーに沿って動くため、土日祝とは一致しないことがあります。
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始に大型連休がまとまる会社もあれば、祝日が出勤日になる会社もあります(一般的な説明であり、会社ごとの運用は異なります)。
工場の休日カレンダーの見方や、土日休みの職場の探し方は、愛知の土日休みで働ける製造業で、カレンダーの読み方と合わせて詳しく解説しています。トヨタカレンダーのような会社カレンダーに戸惑う方は、あわせてご覧ください。
年間休日120日の求人票での確認方法
業種の傾向がわかっても、応募先の休みの実態は会社ごとに違います。求人票の年間休日は、書き方次第で受け取り方が大きく変わる数字です。ここでは、応募前に一般的に確認しておきたい観点を挙げます。
求人票でチェックしたい6つの観点
年間休日の内訳
土日・祝日・夏季休暇・年末年始休暇などで何日ずつなのかを確認します。内訳が書かれていない場合は、面接で尋ねる項目にします。
有給休暇の計画的付与を含むか
会社が日を指定して取得させる有給の計画的付与が、年間休日の数に入っているケースがあります。含む場合は、自分で自由に使える有給とは別物になります。
夏季休暇・年末年始休暇の日数
長期休暇の日数は会社ごとにまちまちです。連休の長さを重視する方は、日数と曜日の並びを見ておくと安心です。
会社カレンダーの有無
工場などでは、土日祝と異なる会社カレンダーで動くことがあります。直近の年のカレンダーを見せてもらえるか、尋ねてみる価値があります。
休日出勤・振替休日の運用
休日出勤があった場合に、代休や振替休日が実際に取れているかを確認します。年間休日の数字は「予定」であり、実際の出勤状況とは別です。
「週休2日制」と「完全週休2日制」の違い
「週休2日制」は、月に1回以上、週2日の休みがある週があれば使える表記です。「完全週休2日制」は毎週必ず2日の休みがあることを指します。1文字の違いで、休みの数が変わることがあります。
全国調査(令和7年就労条件総合調査)では、完全週休2日制を採用している企業は65.5%、その制度が適用される労働者ベースでは73.3%でした(常用労働者30人以上の民営企業、令和7年1月1日現在)。完全週休2日制は、決して珍しい制度ではありません。
面接で確認するときの聞き方
求人票に載っていない内容は、面接や会社見学で確認できます。聞きにくいと感じるかもしれませんが、「入社後に長く働くために知っておきたい」という姿勢で伝えれば、失礼にはなりにくいでしょう。
たとえば、次のような聞き方が考えられます。
- 「年間休日の内訳を教えていただけますか」
- 「直近の年間カレンダーを拝見することは可能でしょうか」
- 「繁忙期には、休日出勤はどの程度ありますか。その際の振替はどのように運用されていますか」
- 「有給休暇の取得状況は、部署ごとにどのくらいの傾向がありますか」
具体的な質問に、具体的な答えが返ってくるかも、判断の材料になります。
休日数と年収のトレードオフ
「休みが多いと年収は下がるのでは」と気にする方は多いでしょう。ただ、公的統計では、年間休日の数と年収の関係を直接示す資料は、今回調べた範囲では見つかりませんでした。休日が多い会社は年収が低い、あるいは高いと言い切れる根拠は、この記事では示せません。
そのため、数字を見比べるときの「考え方」を整理します。
休日数と年収を比べる4つの考え方
残業・休日出勤を含めた収入か
年収の例が、残業や休日出勤の手当を含んだものかどうかで、実際の働き方は大きく変わります。休日が少ない分、手当が上乗せされているケースもあります。
月給の内訳を確認する
基本給、固定残業代、各種手当の内訳を見ると、「何時間働いたときの金額か」が把握しやすくなります。求人票の月給と年間休日は、セットで読みます。
業種ごとに別々に見る
賃金の水準は業種で大きく違います。賃金構造基本統計調査(厚生労働省)などは業種別に公表されているため、同じ業種の中で比較するのが基本です。業種をまたいで年間休日と給与を並べても、条件が揃いません。
時間当たりに換算して比べる
年収を年間の労働時間で割ると、1時間あたりの収入として比べられます。年間休日が違う2社でも、同じ尺度で並べられます。
「休み」と「収入」の優先度を決める
どちらを優先するかは、人によって違います。家族との時間を重視するのか、資格取得や副業の時間がほしいのか、住宅ローンなどでまとまった収入が必要なのか。自分にとって必要な休日数と最低限ほしい収入を先に決めておくと、求人票を見るときの迷いが減ります。
ホワイト500など公的認定を受けた企業の特徴を知りたい方は、愛知県のホワイト企業で働く|ホワイト500など公的認定の8社を厳選比較も参考になります。公的認定を受けた企業を比べており、休日数以外の働きやすさを見る視点も得られます。
年間休日120日以上の主な企業|機器・部品メーカー
ここまでの見方を実際の企業に当てはめてみましょう。愛知県に本社があり、公式の採用ページや募集要項に「年間休日120日以上」と記載のある企業を紹介します。
各社の記載にある「日曜、祝日、指定土曜日」「完全週休2日制」といった休日の内訳にも注目すると、同じ120日台でも休み方が違うことがわかります。日数は各社の公式ページの記載にもとづくもので、募集職種や年度、勤務地によって異なる場合があります。応募の際は、最新の募集要項で確認してください。
| 企業名 | 業種 | 公式に記載の年間休日 |
|---|---|---|
| リンナイ株式会社 | 熱エネルギー機器 | 121日 |
| ブラザー工業株式会社 | プリンター・工作機械など | 124日(閏年は125日) |
| 日本特殊陶業株式会社 | スパークプラグ・セラミック | 121日 |
| NGK株式会社(旧:日本ガイシ) | セラミック製品・電力関連機器 | 125日 |
リンナイ株式会社|愛知県名古屋市の熱エネルギー機器メーカー
リンナイは、1920年に内藤秀次郎と林兼吉が「林内商会」を創設したのが始まりで、公式サイトの会社概要では設立を1950年9月2日としています。本社は名古屋市中川区福住町にあり、東証プライムと名証プレミアに上場しています(証券コード5947)。2026年3月31日時点の従業員数は、連結11,328名、単体3,470名と公表されています。
新卒向けの採用情報ページには、休日・休暇として「年間休日121日(日曜、祝日、指定土曜日、夏期、GW、年末年始)」と記載があります。事業は熱エネルギー機器の開発・製造・販売で、技術職、事務営業職、事務専門職などの職種区分が公式に示されています。
本社所在地: 愛知県名古屋市中川区福住町
主な事業: 熱エネルギー機器の開発・製造・販売
年間休日(出典): 121日(新卒採用情報ページ https://www.rinnai.co.jp/recruit/graduates/information.html)
公式URL: https://www.rinnai.co.jp/
ブラザー工業株式会社|愛知県名古屋市のプリンター・工作機械メーカー
ブラザー工業は、1934年1月15日に設立された企業で、本社は名古屋市瑞穂区苗代町にあります。株式は東京・名古屋の証券取引所に上場しています。2026年3月31日時点の従業員数は、連結39,495人、単独3,997人です。
新卒採用の募集要項(2028年4月入社向け)では、休日休暇が「年間休日124日(閏年は125日)」と記載されています。事業は、プリンターや複合機などのプリンティング・アンド・ソリューションズ事業、工作機械や工業用ミシンなどのマシナリー事業、家庭用ミシンなどを手がけています。所定労働時間は1日7時間50分で、フレックスタイム制度もあると公式ページに載っています。
本社所在地: 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町
主な事業: プリンター・複合機、工作機械・工業用ミシン、家庭用ミシンなどの製造・販売
年間休日(出典): 124日(閏年は125日)(新卒採用募集要項 https://www.brother.co.jp/corporate/bil/recruit/portal/gradu/information/)
公式URL: https://www.brother.co.jp/
日本特殊陶業株式会社|愛知県名古屋市のスパークプラグ・セラミックメーカー
日本特殊陶業(英文社名Niterra)は、1936年10月26日に創立された企業です。公式の沿革には、1949年に東京・名古屋両証券取引所に上場したことと、2022年に本社を名古屋市東区へ移転したことが載っています。現在の本社は名古屋市東区東桜一丁目で、2026年3月付の従業員数は単独3,208名、連結15,698名です。
新卒採用の募集要項(2028年春入社対象)には、「年間休日121日」と記載があります。事業内容は、スパークプラグと内燃機関用関連品の製造・販売、ニューセラミックとその応用商品の製造・販売などです。初任勤務地は、技術系総合職で名古屋・小牧などの国内拠点、事務系総合職で名古屋・小牧・東京などの国内拠点と示されています。
本社所在地: 愛知県名古屋市東区東桜
主な事業: スパークプラグ・内燃機関用関連品、ニューセラミックおよびその応用商品の製造・販売
年間休日(出典): 121日(新卒採用募集要項 https://www.niterragroup.com/recruit/newgraduate/requirements/)
公式URL: https://www.niterragroup.com/
NGK株式会社(旧:日本ガイシ)|愛知県名古屋市のセラミック製品メーカー
NGKは、1919年5月5日に設立された企業で、2026年4月1日から社名を日本ガイシ株式会社からNGK株式会社へ変更しました。本社は名古屋市瑞穂区須田町にあり、東京証券取引所に上場しています。
新卒採用の募集要項には、「完全週休2日制(年間休日125日)」と記載されています。事業は、自動車排ガス浄化用をはじめとする産業用セラミック製品、電子電気機器用セラミック製品、特殊金属製品、がいし・電力関連装置などの製造販売です。技術系の勤務地には名古屋、知多、小牧(愛知)などが挙げられています。
本社所在地: 愛知県名古屋市瑞穂区須田町
主な事業: 産業用・電子電気機器用セラミック製品、特殊金属製品、がいし・電力関連装置の製造販売
年間休日(出典): 125日(新卒採用募集要項 https://www.ngk.co.jp/recruit/university/requirement/)
公式URL: https://www.ngk.co.jp/
年間休日120日以上の主な企業|素材・エネルギー
機器・部品メーカーに続いて、素材メーカーやエネルギー会社も見てみましょう。この分野でも、公式ページに年間休日120日以上を明記している企業があります。ここでも日数は公式の記載どおりで、職種や勤務形態によって異なる点に注意してください。
| 企業名 | 業種 | 公式に記載の年間休日 |
|---|---|---|
| 大同特殊鋼株式会社 | 特殊鋼・機能材料 | 127日 |
| 愛知製鋼株式会社 | 鋼材・鍛造品・電子部品 | 124日 |
| 東邦ガス株式会社 | ガス・電気・熱供給 | 120日(勤務地により異なる) |
大同特殊鋼株式会社|愛知県名古屋市の特殊鋼メーカー
大同特殊鋼は、1916年(大正5年)8月19日の創業、1950年(昭和25年)2月1日の設立です。本社は名古屋市東区東桜一丁目にあり、東京・名古屋の各証券取引所に上場しています(証券コード5471)。従業員数は連結12,729名、単独3,370名と公表されています。
大卒・院卒・高専卒向けの募集要項(グローバル&エリアスタッフ職)には、「完全週休2日制(各事業場別カレンダーによる) 年間休日:127日」と記載があります。事業は、特殊鋼鋼材、機能材料・磁性材料、自動車部品・産業機械部品、エンジニアリング、流通・サービスの5部門です。なお、この127日はグローバル&エリアスタッフ職の募集要項の記載です。ほかの募集区分では日数が異なる場合があります。
本社所在地: 愛知県名古屋市東区東桜
主な事業: 特殊鋼鋼材、機能材料・磁性材料、自動車部品・産業機械部品、エンジニアリング、流通・サービス
年間休日(出典): 127日(募集要項 https://www.daido.co.jp/recruit/staff-entry/)
公式URL: https://www.daido.co.jp/
愛知製鋼株式会社|愛知県東海市の特殊鋼・鍛造品メーカー
愛知製鋼は、1940年(昭和15年)3月8日に創立された企業です。本社は愛知県東海市荒尾町ワノ割にあり、上場しています(証券コード5482)。2026年3月31日時点の従業員数は、連結4,427名、単独2,525名です。
採用サイトの募集要項(総合職)には、「完全週休2日制(土・日)、GW、夏季、年末年始、年間休日124日」と記載されています。勤務地は本社(愛知)、国内工場(愛知、岐阜)、支店(東京、大阪)などです。事業は、鋼材、鍛造品、電子機能材料・部品、磁石応用製品の製造と販売です。なお、この124日は総合職(事務職・技術職)の募集要項の記載です。工場の交替勤務など、ほかの募集区分では日数が異なる場合があります。
本社所在地: 愛知県東海市荒尾町ワノ割
主な事業: 鋼材、鍛造品、電子機能材料・部品、磁石応用製品の製造・販売
年間休日(出典): 124日(募集要項 https://www.aichi-steel.co.jp/saiyo/recruit/recruitment-details/)
公式URL: https://www.aichi-steel.co.jp/
東邦ガス株式会社|愛知県名古屋市のガス・電気・熱供給
東邦ガスは、1922年6月26日に設立された企業で、本社は名古屋市熱田区桜田町にあります。会社概要では、2026年3月末現在の従業員数を973人(連結6,131人)としています。
新卒採用情報ページには、「年間120日(完全週休2日制)※勤務地によって異なります。」と記載されています。勤務地は愛知・岐阜・三重などの事業所やグループ会社で、出向もあると案内されています。事業はガス事業、熱供給事業、電気事業、再生可能エネルギー・水素などです。
本社所在地: 愛知県名古屋市熱田区桜田町
主な事業: ガス事業、熱供給事業、電気事業、再生可能エネルギー・水素など
年間休日(出典): 120日(完全週休2日制、勤務地により異なる)(新卒採用情報 https://www.tohogas.co.jp/compa/saiyo/recruitinfo/)
公式URL: https://www.tohogas.co.jp/
よくある質問
Q1 愛知で年間休日120日は多いのですか。
愛知県の調査(2025年)では、県内企業の平均は113.2日で、120日以上の企業は42.3%でした。全国調査(令和7年就労条件総合調査)でも、平均は112.4日、120日以上の企業は39.3%です。平均よりは多い水準ですが、4割前後の企業が到達している数字でもあります。調査の対象が異なるため、全国と愛知県を直接比べることはできません。
Q2 年間休日120日は土日祝が全部休みという意味ですか。
必ずしもそうではありません。2026年のカレンダーで土日祝を完全に休むと121日になります(執筆者の計算)。120日は、完全週休2日制(104日)に祝日の大半を足した水準ですが、実際には祝日が出勤で夏季休暇が長いなど、休み方は会社によって異なります。内訳の確認が大切です。
Q3 年間休日105日は法律の基準ですか。
法律で定められた基準ではありません。労働基準法第35条は毎週1回以上、または4週間で4日以上の休日を求め、法定労働時間は週40時間・1日8時間です。105日前後という数字は、週40時間から逆算した目安であり、執筆者の試算です。1日の所定労働時間が短い会社など、前提が変われば数字も変わります。
Q4 愛知の製造業で年間休日120日以上は難しいですか。
愛知県の調査(2025年)では、製造業の平均は117.2日、120日以上の企業は45.9%でした。難しいとまでは言えませんが、工場のカレンダーによって土日祝と休みがずれる場合があります。会社カレンダーを見せてもらい、年間の休みの並びを確認すると安心です。
Q5 「週休2日制」と「完全週休2日制」はどう違いますか。
「完全週休2日制」は、毎週必ず2日の休みがあることを指します。「週休2日制」は、月に1回以上、週2日の休みがある週があればよい表記で、毎週2日休めるとは限りません。求人票ではこの違いを確認しましょう。全国調査では、完全週休2日制の企業は65.5%でした(令和7年就労条件総合調査)。
Q6 年間休日が多いと年収は下がりますか。
今回調べた公的統計の範囲では、年間休日と年収の関係を直接示す資料は見つかりませんでした。そのため、休日が多いから年収が低い、あるいは高いとは言えません。業種ごとに賃金の水準が違うため、同じ業種内で月給の内訳と年間休日を併せて読み、時間当たりに換算して比べる方法が現実的です。
Q7 求人票の年間休日は、そのまま信じてよいですか。
求人票の数字は、会社が定めた「予定」の日数です。有給の計画的付与を含むケースや、休日出勤があるケースもあるため、内訳と運用を面接で確認すると安心です。数字が高くても、実際の働き方と合うかどうかは別の話です。
Q8 愛知で年間休日120日以上の会社は、どう探せばよいですか。
まず志望する業種で120日以上の企業の割合を確認し(愛知県の調査、2025年)、求人票で年間休日の内訳、会社カレンダー、休日出勤の振替を見比べます。公式の採用ページに「年間休日120日以上」と記載のある企業は、本記事後半でも紹介しています。募集職種や勤務地で日数が変わる場合があるため、最新の募集要項で確かめてください。
年間休日の数字とあわせて、各社の事業内容や所在地も見比べたい方は、掲載企業一覧から愛知県内の企業を探してみてください。
数字の中身まで見て選ぶ
愛知で年間休日120日以上の会社を探すときは、数字そのものよりも中身と業種の傾向を見ることが大切です。この記事のポイントを整理します。
120日は「完全週休2日+祝日の大半」の水準
2026年に土日祝を完全に休むと121日(執筆者の計算)。法律上の基準ではなく、会社が設ける休日の多さを示します。
業種によって出やすさが違う
愛知県の調査(2025年)では、情報通信業や金融業・保険業で120日以上の企業が9割前後、生活関連サービス業・娯楽業では6.3%でした。
求人票は内訳と運用まで確認する
有給の計画的付与、会社カレンダー、休日出勤の振替、「週休2日制」と「完全週休2日制」の違いを面接で確かめましょう。
年収は時間当たりで比べる
休日数と年収の関係を断定できる公的資料は確認できませんでした。月給の内訳と年間休日を併せて読むのが現実的です。
年間休日120日は「ゴール」ではなく、働き方を考える入り口になる数字です。求人票で見つけた数字は、内訳、会社カレンダー、休日出勤の運用の順に確認していくと、入社後のギャップを減らしやすくなります。自分にとって必要な休みの日数と曜日、そして収入のバランスを決めたうえで、気になる会社の内訳を確かめてみてください。